パーソン・センタード・ケアと 市民介護相談員なは ~15年の活動を振り返って~(報告)
2021年11月6日オンラインのつどいを開催しました。
沖縄で市民介護相談員として15年間活動を続けて来られた、元市民介護相談なはの代表、仲本しのぶさんと、副代表、大田友子さんから、なは発足から今年の解散に至るまでの歩みや、その思いについてお話を伺いました。
介護相談員とは、ご利用者の声を直接聞き、介護保険事業所や職員に伝え、介護サービスの質の改善を図るための橋渡しを担う存在です。最初はなかなか受け入れてもらえなかったそうですが、一市民としての感覚で、事業所や職員とコミュニケーションをとることを大切にされてきたとのことでした。
市民による市民のための権利擁護の仕組みの指針として、パーソン・センタード・ケアの理念を取り入れ、研修を重ねることで相談員の活動の理解が深まっていったとのこと、利用者と相談員と職員とのトライアングルの関係を築くための努力は計り知れないものであったと思います。
介護相談員の第三者としての気づきは利用者、事業所にとって貴重で欠かせない役割だと思います。その活動が終わってしまうのは、大変残念ですが、只々15年間の活動の重みを感じながら、「お疲れ様でした」と心から敬意を表したいと思います。本当にありがとうございました。
TAKA(オンラインのつどいに参加して)