みょうこうケアフォーラム報告
令和3年12月4日(土)みょうこうケアフォーラム開催にあたり、当会に講師のご依頼を頂きました。
以下、ご了解を得て、がんぎネット(じょうえつ地域包括ケア推進情報ウェブサイト)の記事より一部抜粋(一部改)してご紹介させて頂きます。
■ 会 場 : オンライン開催・妙高市役所
■ 参加者 : 53名(介護ネットワーク事業所、医療機関、薬局、福祉用具事業所等)
今回は、NPO法人パーソン・センタード・ケアを考える会、村田康子氏を講師に迎え、たとえ認知症になったとしても一人の人として尊重する認知症ケアの理念 『 パーソン・センタード・ケア 』 について学びました。
昨年度同様のオンライン開催でしたが、慣れている方も多く、和やかな雰囲気の中で積極的なグループワークが行われました。
実施後アンケートでは、全員が「日頃の支援を振り返る機会になった」「フォーラム内容に満足した」と回答しており、対人援助職としての大切な考え方を深く学ぶことができました。
■講義終了後は参加者を代表して、実行委員会の揚石先生からまとめていただきました。
人と人(Person to Person)
・パーソン・センタード・ケア、VIPSは認知症の人に限らず、全ての人に対しての共通の考え方であり、日々の暮らしの行動指針にもなる。
・「専門職(支援する立場の人間)と利用者(支援される立場の人間)」という関係性ではなく、「人と人」という関係性で関わることが大切。
・「人と人」という関係性は専門職同士においても必要。互いに尊重し合いながら一緒にチームとして仕事をしてきましょう。
■参加者の実施後アンケートでも…
・介護保険を利用する側とケアマネジャーという関係ではなく、利用者さんもご家族も大切な人として関係を深めたい。
・人と関わる業務の中では、どんな場面でも必要な考え方であると感じた。
・利用者の立場に立てば介護者から問題があると感じられる行動も、本人にとっては意味がある行動であるということは、目を開かされる思いがした。本人の意思を読みとるための声かけや態度等に注意していきたい。
・日頃の支援を振り返る機会になった。定期的に本研修を振り返りたい、等の様々なお声をいただきました。
パーソン・センタード・ケアの基本的な考え方、行動指針としてのVIPSを振り返る中で、(妙高市という)ケアチームが一体となって取り組むことの大切さが、あらためて実感されました。
担当者、参加者の皆様、様々ご協力頂き、ありがとうございました!
詳しくは、下記のがんぎネット(じょうえつ地域包括ケア推進情報ウェブサイト)をご覧ください。
https://ganginet.jp/blogs/blog_entries/view/455/7f6994050d1238e2ca1514484830d2c7?frame_id=616